鈴鹿の熱

今年もやってきたF1日本GP。そして鈴鹿サーキット。富士の撤退によって日本GPの代名詞が戻ってきた。やっぱり自国で開催されるGPは気持ちの高まりが違う。そして日本GPはたいていシーズン終盤の開催なので、チャンピオン決定がかかっているなど、クライマックスが多いのだ。
鈴鹿はエキサイティングなサーキットとして、ドライバーからも多くの支持を集める。立体交差、アップダウンの激しさなど。しかしそれは経験の浅いルーキードライバーにとっては、無謀な挑戦を侵してしまう危険なサーキットにもなりうる。今回も予選で大きなクラッシュが多発した。指摘されるのは、

  • アップダウンに伴う見通しの悪さ(コースの先が見えない。これは先でクラッシュが起こった際に認識できない点が危険)、
  • コースアウトした際のランオフエリアの狭さ

である。フリー走行でマシンを大破させてピットスタートを余儀なくされたマーク・ウェバー、タイヤウォールに突っ込んで負傷し決勝に挑めなかったティモ・グロックは残念だった。
年間チャンピオンはブラウンGPジェンソン・バトンと、チームメイトのルーベンス・バリチェロが争っているが、決定はブラジルGP、初開催のアブダビGPの残り2戦に持ち越された。どちらが獲得しても初となる。
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