小林可夢偉、ザウバーのシート獲得
クァドバクの買収が頓挫し、以前のようにペーター・ザウバー所有のプライベーターへ戻ったザウバー。そのレギュラーシートの一席に小林可夢偉が納まる事になった。今季ラスト2戦の印象的な走りで来季のシートをもぎ取った。
小林可夢偉、ザウバーと2010年F1ドライバー契約: トヨタF1チーム公式サイト : F1通信
チームメイトはまだ発表されていない。これはメルセデスGP加入が濃厚とされるミハエル・シューマッハの影響だろう。これが実現した場合、ニック・ハイドフェルドがザウバーに加入する運びとなるだろう。シューの復帰が叶わなければハイドフェルドがメルセデスへ、そうなると小林のチームメイトはかなり分からなくなるが、いずれにしろ経験豊富なドライバーとなるだろう。
モンテツェモロ 「ミハエル・シューマッハのカムバックの可能性はとても高い」 : F1通信
佐藤琢磨がロータスと交渉して決裂してしまったのは残念だった。結局ロータスの布陣はヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネン、とまあ無難なラインナップに落ち着いた。
佐藤琢磨、ロータスF1のシートを逃す : F1通信
残っているシートはだいぶ少なくなってきたが、依然として来季の参戦が疑問視されているチームはドライバーの発表がない。カンポスGPとUSF1だ。カンポスはブルーノ・セナが早々と発表されたがその後音沙汰無い。USF1は2人とも未定のまま。両チームとも財政面やマシンの開発など問題を抱えている。新チームではロータスはマレーシア政府の後ろ盾が、ヴァージンGPはその名の通りヴァージンがついているので、この2チームは財政面では問題無いだろうが、先の2チームは3月のバーレーンのグリッドに着かない可能性もある。
カンポス・メタ1の2010年問題 : F1通信
チーム枠が空くのを狙っているのはステファンGPだ。トヨタが撤退した際、チームのリソースを受け継いだとされる。現時点ではチーム枠は一杯だが、来季参戦に向け動いている模様だ。