ストーブリーグ、チームの動向

今シーズン、ウィリアムズで中島一貴のチームメイトだったニコ・ロズベルグは、コンストラクターズチャンピオンとなったブラウンGP、もといメルセデスGP(シーズン終了後メルセデス・ベンツに買収され改名)への移籍が決定した。この満を持しての移籍、低迷しているウィリアムズでも表彰台へ上るなど活躍していた彼なら、メルセデスマシンへの適応がうまくいけば勝ちまくれるだろう。ルーベンス・バリチェロロズベルグと入れ替わる形でウィリアムズのドライバーになる事となったため、今後の注目はまだ発表のないロズベルグのチームメイトが誰になるのかという事。候補として名前が挙がっているのは、ニック・ハイドフェルドミハエル・シューマッハ、そしてマクラーレンとの交渉が決裂し、1年休暇をとることが濃厚なキミ・ライコネンもわずかながら可能性があるとされている。
ニコ・ロズベルグ、メルセデス移籍発表 : F1通信


ブラウンGPでチャンピオンとなりながら、マクラーレンへ移籍したジェンソン・バトンは来季、マクラーレン生え抜きのルイス・ハミルトンのチームメイトとなる。しかし大方の見方通り、私もバトンはハミルトンの後塵を拝すると予想する。マクラーレンはオールブリティッシュチームとなり、ダブルチャンピオンドライバーを抱える理想的な体制だが、デビュー以来鮮烈な走りを見せ続けるハミルトンへどこまで対抗できるかに期待が集まる。バトンにとってさらなるチャレンジとなる来シーズン、ハミルトンに水を開ける事ができればサプライズとなるだろう。
ジャッキー・スチュワート 「バトンのマクラーレン移籍は間違い」 : F1通信


そして小林可夢偉ルノー入りの噂も見逃せない。それが叶えば、ロバート・クビサのチームメイトとなり、一層エキサイティングな走りで切磋琢磨できるはず。今年のラスト2戦の出場で印象的な走りを見せた彼に、F1から遠ざかって欲しくない。
小林可夢偉、トヨタのスポンサーとともにルノー移籍か? : F1通信


BMWチームのクァドバクによる買収は、中心人物の詐欺事件がらみで難航しているようだ。有名なアメリカ人投資家による救済の可能性もあるらしいが、この件が早めに片付けば、ドライバー移籍市場にも選択肢が広がるだろう。
クァドバクによるザウバー買収は失敗か : F1通信
マリオ・タイセン 「チームの参戦は依然として不明」 : F1通信
アメリカ人投資家がザウバーを救済か : F1通信