『脳科学と哲学の対話』茂木健一郎、合田正人 第二回 脳と魂をめぐる討議

 脳と哲学の対話、第二回目です。今回は茂木先生、合田先生のディスカッション形式で行われました。例のごとく以下にメモで書き留めた事を載せてみます。
〜ここから〜
現代文明は了解可能なもので溢れている(流通)それでは解明されないものも多くある
喪失→獲得、獲得→喪失・・・失うことによって得られる能力がある?子供から大人へ成長、、、子供の頃にあった能力(感覚)とは
クオリア→感覚、Selfは感覚の集合・・・印象の束のみなのだろうか?それを束ねる何か
三人称の概念→脳科学では一層の研究が望まれる
相互作用的な同時性→圧縮と延長を及ぼす
脳の情報識別処理→結び付き問題
〜ここまで〜
 議論の展開が激しくついて行くのが大変でしたが、またまた刺激的な時間でありました。合田先生も哲学の研究を通じて精神病理学者の方とも接触しているとおっしゃっていました。私もその手の本を読んでみたりして興味のある分野だったので印象的でした。