成果物を購入する事は創造者への投資

 id:gintacatさんの2009-01-05の記事を読んで、私にも思い当たる事がありました。私の購買行動で、タイトルにも書いた様な「成果物を購入する事は創造者への投資である」と言う事を強く意識するのは、音楽に対してお金を支払う時です。
 今流行しているアーティストや音楽(あまり聴きませんが)、最近興味が湧き出したアーティストはもっぱらレンタルを利用します。いきなりCDを買うなどと言う事はまずありません。対して長年愛してきたアーティストと音楽は発売と同時にCDを購入します。そのアーティストと音楽の歴史を観ていきたいという思いもありますし、まず私の期待が裏切られる事はないからです。
 この差別化は消費者がものを購入する際に、様々な商品に当てはめられると考えています。国際化の流れで、価格に関して外国(アジア)製品に圧倒される国産製品、それを受けて弱体化する国内メーカーという構図をよく見かけますが、国内の生産力を支える意味でも、消費者としての投資先を熟慮する必要性があるのかも知れません。それと同時に国内メーカーのさらなる創意工夫、試行錯誤を期待して止みません。

(2009/01/06 追記)
 一昔前では軍事力が国の力を象徴した時もあった様ですが、国際的な現代ではそれは経済の強靭さ、そして生産力であると考えられます。そこには"適度の"自立が必要とされるように感じます。
 自分の本当に評価したものに代金を支払いたい。自分の投資に誇りを持ちたい。私の消費の根本にはこの考え方があります。こう考えると、お金を稼いでそのお金を使って商品を買うという行為が、立派な社会活動として自分の中で再認識され、いっそう楽しめる気がします。

http://d.hatena.ne.jp/gintacat/20090105/1231092373