K.ライッコネン「自分らしさを見失ったら、人生は楽しくも面白くもない」

 私は以前にもF1好きでドライバーの中でとりわけキミ・ライコネンが好きであるとご紹介しました。Yahoo!スポーツ Formula 1のニュースを毎日チェックして、オフシーズンでもF1の動向に注目していますが、その中で外国のテレビでライコネンがインタビューに答えた内容を伝える記事が印象的でした。

人に好かれていると思うかとの質問には、「知りたくない。本人たちに聞いてみてよ。特に興味もないね。好かれることも嫌われることもあるのは確かだけど、誰からも好かれるなんてありえない。だから僕は自分の好きなようにするし、それで人から好かれなくても仕方がない。僕の問題じゃないよ」と回答。
Yahoo!スポーツ Formula 1-ニュース2008/2/19更新分より引用)

 このコメントに私をはっとさせられました。他人の様子を伺うことが常であった私にとって、とても新鮮でした。誰からも好かれることは不可能であることを知りつつも、そうなるよう努力し続けることが当然のように思っていた私には、あまりにいさぎよく、自信に満ち溢れる言葉でした。もちろん、ライコネンのこれまでの経験・実績、ワールドチャンピオン獲得を実現した今でこそ言い切れる言葉かもしれませんが、これに含まれる自分に対するいさぎよさと自信は、これまでの私に大きく欠けていたものを気付かせてくれました。

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