Hinemosインストール、七転八倒

職場の方の薦めで、またオープンソースにつき、NTTデータ社製 統合運用管理ツール「Hinemos」のインストールにチャレンジする事にしました。マネージャをLinuxサーバに入れ、Windowsクライアントで監視する環境をつくるのが目標です。
しかしこのHinemos、現状入れているFedora12にインストールしてみたところ、インストーラ完了までは至るもののsyslog-ng経由でログ転送用Javaアプリケーションが起動しているはずがそれがいない。
ログを確認するとsyslog-ngインストール途中で失敗している模様。

インストールしてから特に構成をいじっていないFedoraなので、疑われるのはインストールマニュアルに記載のある対象OSです。最新バージョン3.1のマネージャは「RHEL5」が対象とあります。RedHatの流れを汲んでいるFedoraではありますが問題ありなのか・・・。
対策を見出せずHinemosのフォーラムページを覗いていると、他にもOSによって失敗している書き込みが!
参考:スレッド ヘルプ:Redhat 8にてマネージャーのインストールでエラー - Hinemos - OSDN
CentOS4.Xがオススメとの事。しかしCentOS5では失敗の書き込みあり。
参考:スレッド ヘルプ:2.3.0マネージャインストール中にエラー - Hinemos - OSDN
マネージャに関してはかなりOSを選ぶようです。。。
こうなったら仕方が無い。CentOSに鞍替えするしか手立ては無い!即座にOS再インストとなりました。
いやいやでもCentOSのデスクトップ。ポップでかわいいくて悪くない。

気を取り直して、CentOS4.8にHinemos3.1をインストール、、、
するも何故に!?またもsyslog-ngで失敗って。。。

=============(ログ抜粋)=============
syslog-ngのインストールを行います。

エラー: Failed dependencies:
libc.so.6(GLIBC_2.4) is needed by syslog-ng-2.0.9-1.i386
rtld(GNU_HASH) is needed by syslog-ng-2.0.9-1.i386
./manager_installer_JP.sh: line 173: /etc/syslog-ng/syslog-ng.conf: そのようなファイルやディレクトリはありません
syslog-ngをインストールしました。
syslogを停止し、syslog-ngを起動します。
カーネルロガーを停止中: [ OK ]
システムロガーを停止中: [ OK ]
・・・・・

インストール過程のここで最初につまづいている。解釈するにsyslog-ngインストールのためにlibc.so.6(GLIBC_2.4) とrtld(GNU_HASH) を要求している。ググってたどり着いたページによると
参考:http://centossrv.com/patio/patio.cgi?mode=res&no=1244&pno=0
RPMforgeリポジトリを導入することで解決するとの事。
しかしこれを実行するも同様のエラー・・・これは手に負えない。。。
ここで先程のフォーラムの書き込みを思い出した。

  • CentOS4 へ hinemos_manager-2.3.1_rhel4.tar.gz をインストール⇒成功
  • CentOS5 へ hinemos_manager-2.3.1_rhel4.tar.gz をインストール⇒失敗
  • CentOS4 へ hinemos_manager-3.1.4_rhel5_32.tar.gz をインストール⇒失敗(私)

これはそもそものところ、何か見えてきたのではなかろうか・・・?CentOSのバージョンとインストーラRHELのバージョンが一致しているのではなかろうか!?
結局のところ私は、

  • CentOS4 へ hinemos_manager-2.4.3_rhel4_32.tar.gz をインストール

で、悲しいほど呆気なく成功しました!
しかしこの仮説でいくと最新バージョンとして、

  • CentOS5 へ hinemos_manager-3.1.4_rhel5_32.tar.gz をインストール

が成功するはずなので、今後気力があれば試してみたいと思います・・・今日はこれぐらいで・・・。