音楽のイノベーター
http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/entertainment/p-et-tp0-090313-0006.html?C=S
小室被告の弁済金6・5億円をエイベックス・グループ松浦社長が個人的に貸し付けたそうです。
この記事を読んで、以前id:gintacatさんがデザイナーとイノベーターの違いについて書いていらっしゃったのを思い出しました。
エイベックスの優れている点は、音楽を採算の取れるもの、ビジネス(経済)として意識し、実現している点にある*1と感じています。
音楽と言うと、人によって良い悪いの判断がひどく感覚的で、所詮当たり外れの世界などと思われがちですが、それで全てが語れるとは私は考えていません。過去の歴史はもちろん、その時その時(時代)のトレンドを考えることや、聴いてもらうターゲット(年齢層)を絞ったものを生み出すことで、ヒットする(売れる)確率を上げることができます。経済的な面から見ても、確実にヒットするものを生み出すことは不可能です。しかしヒットする確率が高いものを生み出すことは努力次第で可能です*2。音楽界でそれを最大限に成し遂げているのがエイベックスだと思うのです。私がこの会社でとりわけ魅力的に感じるのはこの部分です。
今回の場合、小室哲哉は結局生み出す側の人間(デザイナー)で、エイベックスなりその社長なりがイノベーターに位置付けられるのではないでしょうか。