ウィンブルドン2008男子シングルス決勝 フェデラー対ナダル

夏の花、ひまわり

 7月6日(日)の決勝を終え、今年のウィンブルドンは幕を閉じました。男子シングルス決勝は、やはりこの宿命の二人の対決でした。6連覇を目指すフェデラーに、今年こそはと芝の頂点を狙うナダル。試合は3度のタイブレーク、最終セットまでもつれ込む歴史的対戦になりました。雨による中断もあり、どちらが勝利への流れを引き寄せるかのシーソーゲーム、4時間40分を超える長期戦の末に、ナダルが劇的な初優勝を遂げました!
 個人的にもどちらも大好きなプレーヤーです。フェデラーのスライスショットを織り交ぜた的確なリターン(返球)、冷静沈着、正確無比なショットは試合を完全にコントロールしている感覚を与えますし、ナダルのパワフルなサービス、躍動感あふれるフットワークでコートを駆け回る姿は圧巻です。そんな中でのナダルの勝利は、今後彼が自分の時代をつかむきっかけになるに違いありません。
 ナダルは今回の対決で、フェデラーのバックハンドに徹底してリターンを返しました。深いリターンをバックに返し続ける、その思い切りのいい作戦が、序盤の2セット連取につながり、大きく流れを引き寄せました。
 こう見ていくと、頂点に立つプレーヤーとは、ずば抜けた技術・能力(フォアハンド・バックハンド・サービス・リターン・スライスショット・ネットプレー・フットワークなどなど)をいくつも持っていて、それを自覚していること。そして相手の隙をわずかでも見逃さないことなのだと再認識させられました。
 などと、つらつら感想を述べていますが、実は私は試合を全部は観ていません、、、F1のイギリスGPと放送が重なったため録画できず、さらに3セット目中盤に入った雨中断の間に力尽きて寝てしまいましたorz。。。13日(日)放送される総集編を楽しみにすることにします。


※写真:夏の花、ひまわり(2000ピクセル以上のフリー写真素材集 様から拝借)


http://www.nhk.or.jp/wimbledon2008/index.html